社員インタビュー 東京駅をもっとドキドキ、
ワクワクする場所に。
10年後の未来を創る仕事。

H.I.2017年新卒入社

デベロップメントカンパニー
開発部
開発ユニット

プロフィール
大学時代に、ゼミ活動で勉強したまちづくりに興味を持ち始める。就職活動ではデベロッパーを志望し、企業研究の中で「家」や「オフィス」の開発より「商業」に興味があることに気づき、商業施設を運営する企業に活動を絞るように。その中で、東京駅の商業デベロッパーである当社へ入社。多くの人が様々な目的で利用する東京駅の“お祭り感”が好き。
経歴・異動歴
入社後1年間の研修期間を経て、営業部東京店へ配属。グランスタ丸の内の売上促進や商品開発、キャンペーン企画などを提案・推進。2020年10月から開発部開発ユニットへ配属。東京駅の施設や設備などハード面の開発業務に携わった。2022年6月から産休・育休を取得。2023年4月に復職し、現在に至る。

転機は、入社3年目の若手意見発表会。
「東京駅の改善策」の提案が、
開発チームへの異動につながったのかも。

デベロップメントカンパニーの役目は、エキナカを訪れた人をドキドキ、ワクワクさせること。お客さまはもちろん、ショップで働くキャスト、そして私たち全員が、笑顔でいられる空間を創ることだと考えています。それは、決して素敵な商品や良いサービスを提供するだけではありません。“駅”自体を、利用しやすく居心地がよい場所に改善していくことも必要。いま私が携わっている仕事は、まさにそれです。未来の駅の商業を開発するチームでJR東日本の担当者と話し合いを重ねながら、理想とする10年後の姿を実現すべく、協力会社との調整業務を行っています。

毎日のように、建築・設備関係の技術担当者とのやり取りがありますが、文系出身の私が“理系分野”の仕事に携わるなんて、最初は驚きでした(笑)。きっかけは、入社3年目の時に参加した「若手意見発表会」。JRグループの商業施設で働く若手社員が参加し、会社への新たな取組みや施策の提案を発表する機会がありました。そこで私は、「東京駅八重洲口にある商業施設グランルーフの有効活用方法」を発表。お客さまが回遊できる施策やイベント開催を提案しました。それが、当時の開発部長の目に留まったことで開発チームへの異動となったのではないかと想像しています。

当然、建築や設備、電気、防災の知識が無く、毎日が「?」の連続でした。わからないなりにもメモをとり、上司や先輩、協力業者に質問をし続けていったところ、ある時、図面の言っていることがある程度わかるようになったことに気づきました。デベロップメントカンパニーの現場(施設)は、当然ですが駅の近くです。現在もまだまだ勉強の途中ではありますが、わからないことがあれば、すぐに現場を見て、現場と図面を突き合わせ続けてきたことが、未経験者の私でもある程度図面が読めるようになった理由かもしれません。

「こんな商業施設にしたい」を叶えるために、
営業チームと施工会社との通訳をするのが、私の役目。

デベロップメントカンパニーが手がける駅の中でも、特に東京駅は、これから10年かけてさらに進化していきます。その実現のために同時並行で複数のプロジェクトが稼働していますが、それぞれのプロジェクトは、来年度に完成するものもあれば、数年後に完成するものもあるなど、規模や期間も様々。もちろんすべてが当社だけでは完結せず、JR東日本や、様々な設計・施工会社と協力し合い、進められています。駅のコンコースを広くしたり、バリアフリー化を推進するために、エレベーターを増設したり・・・、駅がよりよい場所に進化していく中でグランスタやエキュートなどの商業施設にも変化が求められます。「10年後は、こんな東京駅であってほしい」という理想をカタチにするのが、私たち開発チームの役目です。東京駅の商業施設エリアを今よりもっと良いものにすべく、開発に携わる大勢のメンバーと日々奮闘しています。

駅という商業的に制約の多い場所で、いかに当社の希望を実現させていくかが、腕の見せどころ。未来の売上予測を立てながら、多くのお客さまに来店していただけるような計画をしていかなければいけません。文系だった私に期待されているのは、商業施設に入っているショップの営業チームと、設計・施工会社の間に入って、お互いの意見を伝える橋渡し的な「通訳」の役目なのだと思っています。元々営業チームにいた私だからこそ、営業においてはあまり馴染みのない設計・施工に関する専門的な内容も分かりやすく、営業チームに伝えることができます。それぞれの立場で、理想のエキナカ商業施設を創っていくために、みんなの想いをつなげるのが、私のミッションなのかもしれません。

2023年4月まで、10か月程度、産休・育休をいただきました。復帰後は、これまで担当していた東京駅にはチームメンバーの一人として関わらせていただきつつ、より自宅に近い品川駅の主担当となりました。息子を保育園へ預けた後、すぐに品川駅の現場へ向かう日々ですが、いつも保育園と現場(駅)の近さに助けられています。子育てと、息子が発端の風邪と、業務との両立に悩む日々ではありますが、フルフレックス・テレワーク可、そして何よりママの多い職場なので、上司・同僚に助けられつつ、なんとか大好きな駅での仕事を続けられています。

クロスステーションだからできる、実現したいエキナカは?

クロスステーションになって、「やっと鎖国が終わった」という感じがしています(笑)。各カンパニーには合併・統廃合の歴史があり、さまざまな経歴を持つ方がいます。カンパニーが持つ強みを掛け合わすことで、今まで以上にエキナカ商業のスペシャリストになれるのではないでしょうか。そして、各カンパニーがこれまでに蓄積したマーケティングデータを集約し活用することで、もっとお客さまにとって便利で魅力ある商品・サービスの提供ができると思います。

(2023年12月 取材当時の内容になります)