社員インタビュー データを駆使して、
アイデアを実現する仕掛け人。
入社2年目で、自分の企画が
ネットニュースで話題に。

S.O.2020年新卒入社

ウォータービジネスカンパニー
営業部
自販機統括ユニット

プロフィール
大学では地域活性化を学び、就職活動でも地域発展や活性化に繋がる仕事がしたいと考えていた。その中で当社に出会い、『青森りんごシリーズ』『信州そば茶』など地域の名産物を活かした飲料開発をしている点に惹かれて入社を決意。現在は営業として自社商品提供の場を増やすべく、自動販売機の設置提案業務を担当している。
経歴・異動歴
入社後は、営業部自販機統括ユニット首都圏オフィスに配属。担当するJR東日本の24駅に対して、自動販売機の設置を企画提案している。また、担当エリア内の自動販売機の売上アップを図るため、飲料の補充業務委託先とのミーティングを行ない、戦略立案なども担っている。

自動販売機は嘘をつかない。
データを駆使して、人の渇きを潤す。

ウォータービジネスカンパニーは、“企画が命”の会社。周りの先輩は自分のアイデアをカタチにするために日々奮闘しており、過去に無かったような取り組みを実践しています。例えば、販売ラインナップを大学と共同で研究してみたり等、若いうちからアイデアをカタチにしやすい環境があります。

私のミッションは、担当エリアの駅で“お客さまへのサービスが足りていない”場所に自動販売機を設置すること。駅構内やホームに設置された自動販売機の売上データを分析し、人の流れも考慮しながら、設置場所と商品ラインナップを提案しています。一般的には、通勤・通学の時間に合わせて朝が一番売れて、お昼に少し落ち着き、夕方から再び売上が伸びるのが通常ですが、中には特殊な駅があって面白いんです。新宿駅の場合、早朝の始発時間に水の販売が伸びる傾向があり、歌舞伎町などで朝までお酒を飲まれていた方が購入されているのかなあと予想しています。また、同じ新宿駅ホームでも電車の進行方向が違えば売れ行きも異なります。埼京線の大崎方面に向かう1・2番線ホームでは、仕事前に容量が大きめのお茶や水を購入される方が多く、大宮方面に向かう3・4番線ホームでは帰宅する方の小腹を満たす需要が多いのか、夕方以降にゼリー系飲料の売れ行きが良くなります。自動販売機のデータはとても正直で、どう読み解き、どこに新規設置提案をするかは、私たち次第です。

自動販売機は、衝動買いされる方がすごく多い売り場。目に入らなければ購入されなかっただろうし、自分の喉の渇きにも気付かなかったかもしれません。そんな衝動買いを促す機会を、さまざまなデータからお客さまの飲用シーンを想像して提案しています。

御茶ノ水駅だから、「お茶と水」の自販機を。
SNSで拡散されネットニュースになった、取り組み。

2021年9月にSNSで話題になった、「御茶ノ水駅に“お茶と水だけ販売”する自動販売機が登場」というニュースをご存知でしょうか。実は、これを仕掛けたのは駅と私です。最初は、コロナ禍の影響もあり、「暗い世の中に少しでも明るい話題を作りたい」という相談を、私が担当する御茶ノ水駅から受けたのがきっかけでした。「少し変わった自動販売機をやりたい」と考えて、直属の上司や先輩に相談し、広報の方やSNSを担当している部署にも協力してもらいながら、今回の取り組みが実現しました。

自動販売機の横には、駅社員が作成した「御茶ノ水駅なので、お茶と水だけの自販機はじめました」というオリジナルポスターを掲示するなど、関係各所の協力もいただき、なんとかカタチになりました。設置前は、少しでも「クスッ」と笑っていただける方が増えたらいいなあと考えていたのですが、まさかあんなに反響があるとは・・・嬉しい悲鳴でした(笑)。家族には「自分が提案した自動販売機のことがネットニュースになったよ」と報告しました。おばあちゃんから半年ぶりくらいに「すごいね」とLINEがきて、とても嬉しかったですね。

こんなふうに、自分のアイデアを周りの上司や先輩の強力なサポートで、カタチにすることができています。まだ2年目の若手でここまでできるなんて、入社前は全く想像していませんでした。

クロスステーションだからできる、実現したいエキナカは?

クロスステーションになって、これまで難しかったことを可能にするリソースが増えました。小さな目標でいくと、ガチャガチャと飲料が一緒に販売された自動販売機の実現や、地元である長野の魅力を発信できる新商品を開発したいですね。そして、大きな目標では、エキナカの範囲を超えて、大きな街づくりに挑戦してみたいです。4社のノウハウを駆使したら、街だって作れるんじゃないかと思っています。そんな夢みたいなことにも挑めるのが当社らしさですね。

(2021年12月 取材当時の内容になります)