社員インタビュー 店舗経験があるから
実現できる、
あらゆる人の視点に立った
商品企画。

M.K.2018年4月入社

リテールカンパニー
商品戦略部
デイリー食品ユニット

プロフィール
より多くの人に貢献できる仕事がしたいという理由から、就活時代はJRグループなどの鉄道業界や食品メーカーを志望していた。中でもNewDaysなど人々の日常生活を支える身近な店舗から本屋や服屋など生活を彩るショップまで幅広く運営する当社に魅力を感じて入社。現在はNewDaysで販売されるサンドイッチやサラダ、麺類の商品企画をしている。
経歴・異動歴
1年間の新入社員研修の後、入社2年目より八王子支店営業課にて、NewDaysの売上向上に向けた販促企画を経験。新潟の笹団子や伊勢の御福餅といったご当地商品をNewDaysで販売するプロジェクトを手がける。4年目に異動し、NewDays店舗のアシスタントマネージャーを約1年半、マネージャーを約9ヶ月務める。6年目の7月に商品戦略部へ異動し、現在に至る。

いいお店は、
マネージャーとスタッフの信頼関係から作られる。

私は商品企画の仕事をしていますが、それ以前の約2年間はエキナカのコンビニエンスストア『NewDays』で接客や店舗運営を行っていました。まずは八王子店でアシスタントマネージャーとして店舗勤務のイロハを学び、翌年は売上規模が八王子店の2倍ほどある立川店に異動。その約8ヶ月後にはマネージャーに昇格し、立川駅のホームにある2つの店舗(NewDaysミニ 立川下り店・南武店)でスタッフのマネジメントや売上管理を担当しました。

マネージャーに着任したときから、私は「どんなスタッフも自立して店舗運営ができる店」を作りたいと考えていました。しかし最初はうまくいかないことの連続でしたね。店舗をあるべき姿にしなくてはという理想にばかり囚われていて、信頼関係をなかなか築くことができなかったんです。それにアルバイトスタッフは、年齢もモチベーションも人により様々。働く目的が異なる人々をまとめて同じ方向に進んでいくのは、本当に至難の業でした。

しかしあるとき「もし自分がアルバイトだったら、店長から頭ごなしに“あれやれ” “これやれ”と仕事を増やされるのは嫌だな」と、気づく瞬間があったんです。そこから、なぜその仕事をスタッフに任せたいのかを逐一説明するようになり、仕事をしてもらえたら必ずその場で感謝を伝えるようになりました。すると、お店の雰囲気やスタッフのモチベーションが格段に良くなり、店舗の業績も自然と向上。スタッフから「Kさんがマネージャーでよかった」と言ってもらえたときは、言葉にならないほど嬉しかった。本当の意味での「マネージャー」は、自分を信頼してくれるスタッフがいて、初めてなれるものなのだと思います。

「店舗スタッフが売りやすいか」も、
商品化における重要な判断ポイントのひとつです。

2023年の7月からは、入社当初から希望していた商品戦略部のデイリー食品ユニットで商品企画担当として働いています。

最近手がけたのは、フワフワの白いパンにガッツリ系のチキンカツを挟んだ「ホワイトロール」。バゲットなどのパンに惣菜を挟んだ商品は以前から発売していたのですが、目新しい新商品を発売したいということで、見た目のインパクトが大きい白いコッペパンを採用しました。中身はボリューム満点にしつつも、女性でも手に取りやすいよう全体のビジュアルとしては“可愛さ”を意識しています。

その他、直近ではサンドイッチもリニューアルしました。「ハムをより美味しくする」というのが今回のテーマだったため、部署の皆で各社のハムを食べ比べて、他の食材を邪魔しない絶妙な塩梅のものを選ばせてもらいました。世の中に広く出回る商品を自分の手で作ることができるのはやはりとても面白いですし、大きなやりがいを感じますね。

私が商品企画として活躍できているのは、先ほど話したNewDaysでの店舗経験があったからに他なりません。たとえば新しい商品を考える際、通常ならば「自分が作りたいもの」「お客さまのニーズがあって、売れそうなもの」を優先してしまうものですが、店舗運営を経験したことで「この商品の形状だと、店舗のスタッフが陳列しにくいのでは?」「袋に入れにくそう」「持ち運ぶ時に、型崩れしやすそうだな」といった、いろんな視点で企画ができるようになりました。

商品を作るのは私たちですが、その商品に対してお叱りやお褒めの言葉をいただくときの最初の窓口となるのは、店舗で働くスタッフの方々です。「店舗スタッフの皆さんが、少しでも気持ちよく働けるような手助けとなる、商品を企画したい」というのが、今の私の“仕事を頑張れる大きな原動力”となっています。

クロスステーションだからできる、実現したいエキナカは?

いつも行くコンビニに新商品があると、お客さまの日常に刺激や彩りを与えられると思うんです。そんな商品を企画することで、エキナカを盛り上げていきたいです。たとえば、現在は男性客をメインターゲットとした商品が多いですが、もっと女性客から喜ばれるおしゃれな商品があってもいいかもしれません。各地域の農家さんとタッグを組んで、地方創生につながる商品を作るのも楽しそうですね。

当社は、やりたいことに対して「NO」と言われることがほとんどない自由な環境です。商品のネーミングにも、いち社員のアイデアが採用されることが多いんですよ。この環境を存分に活かして、お客さまをワクワクさせる商品を作っていきたいです。

(2023年12月 取材当時の内容になります)