社員インタビュー 駅や街の印象を一変させる、
エキナカづくりの
面白さに魅せられて。

H.K.2014年4月入社

デベロップメントカンパニー
マーケティング戦略部
リーシングユニット

プロフィール
子どもの頃、地元の大宮駅にエキュートができ、駅や街が一斉に活気づいたことに感動を覚え、エキナカに携わる仕事を志すように。就活でも商業施設の運営会社を中心に受け、最終的に当社へ入社する。街歩きや買い物、飲食店巡りが趣味。
経歴・異動歴
入社1〜3年目はエキュート品川に配属され、各店舗の管理・サポート業務や、イベント区画へ期間限定ショップを誘致するイベントリーシング業務を担う。4年目からはエキュート大宮にて同様の現場業務を経験。11年目となる2023年4月より、マーケティング戦略部リーシングユニットに配属。現在はリニューアル施設・新規開業施設それぞれのリーシング業務に奮闘中。

目指すは、住んでいる街をもっと好きになる商業施設づくり。

入社のきっかけとなった「エキナカ」との出会いは中学生の頃。
当時はそれほど魅力を感じていなかった地元の大宮駅にエキュートができ、驚くほど街が賑わい出したのを今でも鮮明に覚えています。そこから、大宮駅が“京浜東北線の終着駅”から“エキュートのある駅”と認識されはじめ、地元を誇らしく思えるようになったんです。大学生になっても「住む人にとって自慢の街や駅を作りたい」という思いは消えず、当社(入社当時はJR東日本ステーションリテイリング社)への入社を決意しました。

入社してから10年間は、エキュートに出店しているショップの運営サポートやスタッフ育成、売上向上の取り組みなど、現場業務に従事しました。1番の思い出は、エキュート大宮の開業15周年キャンペーンのプロジェクトリーダーを任せてもらったことですね。まさか自分が地元駅の周年キャンペーンを推進するなんて、思いもよりませんでした。

このキャンペーンプロジェクトでは、今までの業務とは毛色が異なり、ゼロからキャンペーンの内容やイベントの企画を考える経験をさせてもらいました。大変でしたが、本当に勉強になることばかりでした。イベント自体は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまったのですが、エキュート大宮に出店するほぼ全てのお取引先様にキャンペーン用の新商品を開発いただくなど、皆で一丸となって仕事をする楽しさを味わえました。当社は、若手にたくさんの挑戦と時には失敗をも経験させてくれる、豊かな土壌がある会社だと思います。そして、もし失敗しても必ずチームの味方が支えてくれる、温かな社風にも救われています。

2023年より、エキュートなどの商業施設にショップを誘致する業務を担うリーシングユニットに異動しました。誘致したいお店のリサーチから、実際のご提案、店舗づくりの相談、そして開業まで、一連を担っています。これまで現場でインプットしてきた知識や経験を、さらに精度を高めてアウトプットする機会が多く、自分の成長を感じる日々です。

エリアや特性にあわせたショップの誘致が、街全体を盛り上げる。

当社が手がけるエキュートをはじめとしたエキナカ商業施設は、ただ「売上を上げること」だけを目標にしている商業施設ではありません。エキナカを通じてお客さまに喜びや新しい発見をもたらし、その街全体まで盛り上げたいというのが私たちの思いです。そのため、誘致するショップもエリアや商業施設の特色によって、戦略は大きく変わってきます。

たとえば2024年夏にリニューアルオープンしたエキュート立川では、立川周辺に根付くブランドを多く誘致しました。もちろん有名店を中心に誘致したほうが手堅い売上は得られますが、それではリニューアルしても新鮮味がなく、立川らしさも薄れてしまいます。そこで私たちは、「立川を盛り上げようとしているブランドを支えたい」「地元発のブランドを発信し、お客さまに立川の魅力を知ってもらいたい」という思いを重視したいと考えたのです。

その一方、2025年春に新規開業するエキュート秋葉原は、オールキャッシュレスかつ集合型セルフレジでお買い物をする、次世代型の商業施設となる予定です。入店ハードルを下げる必要があるため、ショップはお客さまにとって馴染みのあるブランドが中心となりますが、区画の形状やショップの配置などは入念に計画を立てています。このように、施設によって戦略の立て方が違うのがリーシング業務の面白いところです。

やりがいを感じるのは、やはり誘致したショップの開業を見届けられた瞬間です。取引先の方々とは、誘致のお声がけをした日からオープン日まで、非常に長い時間をともに過ごします。時には、そのショップの内部に深く入り込んで細かく提案させていただくこともあるんです。たくさんの議論の末に納得のいくショップができ、「出店してよかった」と言っていただけた瞬間は、何にも変え難い喜びを感じますね。社運や人生をかけて出店してくださる取引先もいらっしゃるため、とても重大な仕事を担っているのだと実感する毎日です。

今は、まず目の前のプロジェクトを成功させることが日々の目標です。多くの方に知っていただきたい素敵なお店がまだまだたくさんあるので、今後もリーシング業務を楽しんでいこうと思います。

クロスステーションだからできる、実現したいエキナカは?

当社はリテール、フーズ、ウォータービジネス、デベロップメントと、エキナカのプロフェッショナルが各方面から集っている会社です。それぞれの知識や経験を集結させて、エキナカならではの新しいブランド作りができたら面白いかもしれません。またリーシングユニットに所属している私個人としては、首都圏ターミナル駅以外のエリアでお客さまを誘致できる魅力が詰まった工場併設のファクトリー型店舗が集う商業施設などもプロデュースしてみたいです。

(2024年12月 取材当時の内容になります)