閉店後の「もったいない」を、働く仲間の「ありがとう」に。
東京駅の「フードレスキュー隊」が描くフードロス削減の輪
2026.01.13
- 環境への配慮
- フードロス対策
エキナカ商業施設が抱える、閉店時の「フードロス」という切実な課題。グランスタ東京では、この課題解決と、施設を支える「従業員の満足度向上」を同時に叶える画期的な実証実験を行いました。その名も「フードレスキュー隊」。捨てられるはずだった商品を「レスキュー」し、働く仲間たちへ安価で届ける。この取り組みは、数字以上の温かい循環を生み出しています。
「フードレスキュー隊」は、閉店時に売れ残ってしまったお弁当やお惣菜、パンなどを、東京駅で働くキャスト(従業員)やJR東日本グループ社員の皆さんに向けて販売する取り組みです。ショップは廃棄商品を買い取ってもらえるため、廃棄コストや手間を削減できるだけでなく、売上にも繋がります。一方、キャストの皆さんは、通常1,000円以上する駅弁なども安価で購入できるため、「出勤時の楽しみになった」という声も上がるほどです。
この仕組みは、多くの関係者の連携によって実現しました。閉店後、各ショップから商品を回収し、休憩室に設けられた販売所まで運搬。決済は交通系電子マネーのみでスムーズに行われます。2024年3月から実証実験を2度行い、約106.2トン(お弁当約32,000個)ものフードロス削減に成功しました。
この取り組みの成果は、廃棄が減ったという数字だけではありません。「毎日こんなに廃棄が発生していると知って驚いた」という従業員の声や、「閉店作業を早く終えてレスキューに向かう」というモチベーションアップにも繋がり、フードロス削減だけでなく、社内のSDGsへの意識醸成やES(従業員満足度)向上にも大きく貢献する結果となりました。
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