社員インタビュー
営業を経験してから、社内唯一の
「アキュア」商品バイヤーへ転身。
視野を広げたから、
活躍の幅も広がった。
N.K.2017年4月入社
ウォータービジネスカンパニー
商品部
販売ユニット
- プロフィール
- 理工学部出身。食品や飲料業界を中心に就活を行う中で、小売・メーカー・卸売…と幅広い事業を展開している当社に興味を持つ。少数精鋭で一人ひとりの裁量が大きい環境にも魅力を感じ、入社を決意。現在はアキュアの自販機の商品バイヤーとして活躍中。
- 経歴・異動歴
- 自販機事業部オフィス統括部にてキャリアをスタート。山手線沿線の自販機設置営業を担う。入社4年目で宣伝戦略部に異動し、オンラインイベントの企画・運営やアプリの販促などを2年半担当。その後、現在の商品部販売ユニットに配属。新卒社員初のバイヤーとして、商品選定や販売戦略の検討、品揃え調整、自販機の広告の提案などに携わる。
アキュアの品揃えは、エリアや設置場所によって全く異なる。
エキナカのアキュアの自販機に並ぶ、お水やお茶、ジュース、変わり種商品…。そのラインナップを選定するのが、ウォータービジネスカンパニーでバイヤーを務める私の役目です。
エキナカでよく飲み物を買う方でもあまり気づかないかと思いますが、アキュアの自販機は設置駅や設置場所によって商品ラインナップが全く異なります。理由は、設置する駅や場所によって売れる商品が驚くほど異なるから。そこで当社では、品揃えが異なる自販機をAパターン、Bパターン、Cパターン…と何種類も作り、エリアごとに分けて配置しています。1シーズンで採用する商品は、約130種類。自販機1台に並べられる商品数より3〜4倍多く採用し、どの自販機にどの商品をラインナップさせるかを、慎重に吟味していくのです。
さらに、ラインナップのうち一部は「選択商品」と言って、各現場担当者がその駅に合う商品を自由にカスタマイズできるようにしています。学生さんが多い駅ではジュースを多めに、ビジネスマンが多い駅ではコーヒー系の飲料を手厚く…など、私が採用した130種類の商品の中から、商品を選定していただいています。今度アキュアの自販機を見つけたら、どんな商品が並んでいるかぜひ見てみてほしいですね。
もちろん、過去のデータから売れ筋を読み解くのも重要なミッションです。スーパーマーケットも同じだと思うのですが、1つの棚にどんなカテゴリーの商品を置くかで、売れ行きは大きく変わります。自販機はなおさら商品をおける棚の数が限られているため、前年や直近の販売データを見ながら「果汁や炭酸等を置く棚を増やそう」「逆にこのカテゴリーの商品は減らすべき」…と、全体のバランスを考えていきます。
現状、缶・ペットボトル飲料を中心に取り扱うアキュアの自販機のバイヤーは社内で1名だけ。自分の采配でアキュアの品揃えが決まっていくのはとてもワクワクしますし、採用した商品の売れ行きが好調なときは大きなやりがいを感じますね。
現場営業を経験したからこそ、バイヤーとしての今がある。
バイヤーとして順調に働けている私ですが、今があるのは、間違いなく過去に現場経験を積んだおかげだと思っています。
私は入社後3年ほど、同じウォータービジネスカンパニー内で自販機の設置提案営業として働いていました。当時は自販機に商品を補充するオペレーターの方々と接する機会が多く、商品ラインナップについての要望もよく受けていました。たとえば、容器の形状が特殊な商品は補充がしにくいこと、容器が大きい商品ばかりだと設置スペースが少なくなってしまい、置ける商品数が限られてしまうこと、商品が入っている段ボールの形が他と違うと、運送の際にデッドスペースができてしまうこと…など。そんな話を聞くたびに、オペレーターの皆さんは商品の補充にかなり苦労しているのだと肌身で感じていました。このような情報や感覚は、現場にいなければ絶対に掴むことができなかったと思います。
それに、もし入社後すぐにバイヤーとして働いていたら「販売データ分析もできず、ただ自分が選びたい商品を採用する」という身勝手な思考しか持てていなかったかもしれません。バイヤーは各飲料メーカー様から営業を受ける立場ですが、設置提案営業は各駅に対して「自販機を設置してもらえませんか」とお伺いを立てる立場です。どちらも大変な仕事ではあるのですが、営業時代に売る側の大変さや苦悩を知ったことで、より広い視野を持つことができました。当社は担当業務のジョブローテーションの機会が多いため、さまざまな視点から物事を考える能力を身につけて、次のステップアップ先で活かすことができる環境なのです。
当社は4つの事業体を持ち、各カンパニーで協業しながらエキナカを盛り上げているのも大きな特徴です。私自身も、リテールカンパニーのメンバーと毎月定例会議を行っています。NewDaysのバイヤーから商品の動向や売上の分析結果を共有してもらい、バイイングの参考にさせてもらっているんです。NewDaysと連動した自販機のプロモーションや商品開発など、今後さらに深いお付き合いができたら面白そうですね。
クロスステーションだからできる、実現したいエキナカは?
アキュアのバイヤーとして、もっとお客さまに楽しんでいただける自販機づくりに挑戦したいです。これまでは前任担当者の仕事を踏襲することで精一杯でしたが、今後は少数精鋭で裁量が大きい当社の環境を活かして、自分らしさを発揮していきたいです。ゆくゆくは店舗のバイヤーなど、自販機以外の事業でも経験を活かしていけたらと考えています。
(2024年12月 取材当時の内容になります)